悉皆からお誂えまで
衣類の大量破棄問題や水の大量使用問題など、
繊維・ファッション業界として
サスティナビリティが重要視されるなかで、
悉皆(しっかい)という「着物の再生」を
長く提唱・継承してきた私達。
1枚のお着物を何十年にわたり受け継ぐことを可能にし
業界の課題でもある「職人の減少」により
最高級な着物の創作が難しくなるなかで
悉皆を通じて過去の匠の技を可能な限り受け継ぎ、
後世にも楽しんでいただくことを可能にする悉皆事業。
お客様のオリジナルデザインのお着物のお誂えから
産地・作家もののの逸品ものまで取り扱っております。

悉皆
洋服と違って自宅ではお手入れが
難しいお着物。丸洗い・汗抜き、
シミ抜き、カビ落としといった
お手入れ、寸法の仕立て直し、
柄足しや地色の変更、
着られなくなった着物を帯や小物、
コート等にリメイクなど、
お持ちのお着物を拝見しながら、
最善のお直し方法を
ご提案させていただきます。

お誂え
新しくお着物を仕立てる「お誂え」。
お着物好きの方からお着物初めましての方まで、安心して楽しんでお着物を
選んでいただけるように、お値段感や用途、イメージなどお伺いしてから
ご条件の中で最善のお着物を老若男女問わずでご提案させていただきます。
※スタッフも老若男女揃ってますので、もし対応スタッフご 希望ございましたら、お問い合わせフォームにて、その旨も
記載お願い致します。
悉皆内容例
部分的な悉皆

シミ抜き・丸洗い・カビ落とし
全体の汚れや汗での黄変、
箪笥内の湿気によるカビなどを落とす
絵柄描き足し
地色について取れない強いシミや汚れ、カビ跡に
周囲の柄に近い柄を描き足す
柄彩色直し
一部の柄についたシミや色ヤケ、
褐色した際に、柄彩色直しを施す
金銀彩色直し
シミやカビ跡、傷みなどに金銀彩色を施す
刺繍足し

刺繍の部分についたシミやカビ跡、
傷みなどに刺繍を足す
全体的な悉皆


地色替え
広範囲にシミやカビがついた地色部分や
派手と感じてしまうようになった地色を
違う色に染め変える




柄足し
地柄を追加することで
より豪華な雰囲気に


吹雪染
地色に小紋柄を入れるのと同様、吹雪柄を
追加することで違った雰囲気に




ぼかし染
柄を避けながら、地色をぼかすことで
華やかなで柔らかい雰囲気に




柄伏せ
本来の着物の色の上に異なる色(柄)を
のせることで新たな雰囲気に


目引き染
柄がある着物の色の上に異なる色を
全体的にのせることで落ち着いた
新たな雰囲気に



染め替え
着物を脱色し、その後全く違う色で
染めることで、元々あった柄を
無くして、新しい柄を入れることで
全く新しい一枚に
着物から新たなものに


着物を羽織やコートに
着れなくなった着物を着物用の羽織や
お洋服にも合うコートに


着物を帯に
着れなくなった着物を帯に


着物をかばんに
着れなくなった着利を利休バッグや
お洋服にも合うバッグに
悉皆の様子
京都の職人による手作業での悉皆になります。



お誂え
お着物好きな方には、全国各地からの珍しい産地・作家さんもの・ご自身による
デザインのお着物まで幅広くご要望承り、
お着物初心者の方は、お召しになられる用途やご予算感、仕上がりデザインの
イメージや雰囲気など、じっくりお伺いしながら、
ご自身が、ご納得いただいたものをお誂えさせていただきます。

振袖
成人式や結婚式など
おめでたいイベントの際に
未婚の女性が着用

小紋/色無地
着物全体に柄がある小紋と
白生地を一色だけで染め上げた色無地
小紋はおしゃれ着とされ、色無地は紋の有無によって着用シーンが変化

男性もの
日常着から結婚式などの
フォーマルな場まで
年代問わず男性のお着物全般

訪問着/附下
フォーマルな場や格式高い場での着用
(訪問着が、繋がり模様と呼ばれる繋がった柄のため附下より豪華な印象で、
附下は柄が繋がってない分、
少し落ち着いた印象に)

単衣(ひとえ)/夏物
6月と9月に着用する裏地がない単衣と
7~8月に着用する裏地がなくて、
さらに生地自体も薄めの素材が多い夏物

帯
格式高い作家さんものの帯から
遊び心溢れるオシャレ帯、
帯の形が形成されており
装着が簡単な付け帯まで

留袖
主に結婚式で親族が着用
黒留袖は既婚者のみとなり、
色留袖は未・既婚問わず着用可

遊び着
デニム生地の着物など
正絹や紬以外の異素材による
おしゃれ感覚で着用する遊び着

小物
かばん・草履・帯締め・
帯揚げ・衿・替え袖など
個別専門店へのお問い合わせ不要で
ご準備対応可